2011年08月27日
アメリカのFacebook登録率が一部で100%を超えて振りきれている件
よくアメリカのブログ記事など和訳で、米国でのFacebookの浸透率は70%とかいう話があります。実際にどんな登録なのか統計をとってみたら、世代・性別によっては、100%を超える凄い状況だった、というお話。
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まず、今回の統計の取り方を説明します。アメリカの世代・性別毎の人数は、アメリカで10年に一度行われる国勢調査Censusの資料「SEX BY AGE Universe: Total population 2010 Census Summary File 1」を元にしています。
尚、Censusは2010年の調査なので、年齢をプラス1歳して人口を出しました。

アメリカのFacebook人口は、Facebook広告機能の、Facebook広告の予想配信数から割り出します。
あとは、世代毎に数字をまとめ、
Facebook登録率=Facebook人口 ÷ 実態人口
でFB登録率を算出します。
統計方法の詳細は市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方 のブログをご参考ください。
そして、出てきたグラフが、こちら。

アメリカ在住者の10〜20代のFacebook登録率が100%超えという、ありえない事になっています
このあたりの数字の誤差の発生要因は後述するとして、大体の傾向は、このグラフで間違っていないと思われるので、アメリカの登録状況を解説すると、こんな感じ。
その原因を何点か憶測すると、下記の通り。(あくまで推測)
今回の結果でわかった事は、Facebook登録率は、あくまでFacebookから窺い知れる数字からだしているものなので、完全に正しいものを出すのは難しい。
市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方
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まず、今回の統計の取り方を説明します。アメリカの世代・性別毎の人数は、アメリカで10年に一度行われる国勢調査Censusの資料「SEX BY AGE Universe: Total population 2010 Census Summary File 1」を元にしています。
尚、Censusは2010年の調査なので、年齢をプラス1歳して人口を出しました。

アメリカのFacebook人口は、Facebook広告機能の、Facebook広告の予想配信数から割り出します。
あとは、世代毎に数字をまとめ、
Facebook登録率=Facebook人口 ÷ 実態人口
でFB登録率を算出します。
統計方法の詳細は市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方 のブログをご参考ください。
そして、出てきたグラフが、こちら。

アメリカ在住者の10〜20代のFacebook登録率が100%超えという、ありえない事になっています

このあたりの数字の誤差の発生要因は後述するとして、大体の傾向は、このグラフで間違っていないと思われるので、アメリカの登録状況を解説すると、こんな感じ。
- アメリカでは、明らかに男性よりも女性にFacebookの人気が高い
- 10〜20代の若者は、ほぼ鉄板でFacebook登録をしている。
- 若干下がるものの、30代までは高い登録率となっている。この年代までは、Facebookアカウントがないと逆に変わり者扱い?
- 男性も40代以降になってくると、Facebookを使わなくなる(LinkedInへ?)
- 逆に女性は40代でもFacebookに感心を持っている
- とはいえ、60歳以上のお爺ちゃん・お婆ちゃんも、5人に1人はFacebook登録をしているので、やっぱり凄い。
こんな感じだと、アメリカでは、Facebookを使わない、という選択肢が存在しない件も納得ですね。

【推測】 なぜ統計が100%を超えてしまうのか
さて、 Facebookのユーザー統計ですが、今回、100%を超えるというありえない数字が出ています。

【推測】 なぜ統計が100%を超えてしまうのか
さて、 Facebookのユーザー統計ですが、今回、100%を超えるというありえない数字が出ています。

その原因を何点か憶測すると、下記の通り。(あくまで推測)
- Facebook側の広告配信数の算出に誤差が出る
(実際、米国全てで1.54億人と出るのに、年齢別総計では1.42億人と1200万人の誤差) - 仕事とプライベートに分ける形で、規約違反の複数アカウント登録者が存在している
- Facebookで登録が出来ない13歳未満のユーザーが、年齢を偽って登録している可能性がある
- アメリカ在住者以外でも、アメリカ在住でアカウントを作るユーザーが存在している
- Facebookユーザーが死亡した場合は追悼アカウントに変更できるが、追悼アカウントにならずに生存扱いになっているアカウントが存在している
- 人口統計のCensusの調査がいい加減で、統計漏れしている人口が含まれている
よって、大体の傾向を掴む参考資料と考えた方が良さそうですね。
【おまけ】日本とアメリカのデータを比べてみました
Facebookの普及は、日本とアメリカで大差があるのはご存知の通りですが、敢えて、グラフにして視覚化すると、こんな感じ。

前述したように正確な数字ではなく、「傾向」ではありますが、日本とアメリカの違いが一目瞭然ですね。
市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方

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