ソーシャルメディアの成果と「不易流行」/twitterやFacebookで結果を出す、はちえん。の中の人
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hachienitenBinner
2011年09月05日

ソーシャルメディアの成果と「不易流行」

Facebook、twitterなど、ソーシャルメディア活用で成果が出せるか否か。不易流行という言葉に集約されます。
今回はソーシャルメディアの以前に、ビジネスで成果を出す為に欠かせない、不易流行の思想について、お話をします。

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不易流行とは何?

 不易流行。この言葉は、松尾芭蕉のものと言われています。

 その意味は下記の通り。
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。

 私の言葉で書くと、世の中、変えてはいけない(変わらない)「本質」と、時代や環境で変わる「変化」。二つの側面を持ち合わせなければならない。そう認識しています。

 不易流行は、ソーシャルメディアで成果を出す上でも、最も大切な思想の一つ。私も、ブログや講演で、毎回訴え続けているテーマです。

 例えば、ソーシャルメディアは目的達成の道具であり、ソーシャルメディア自体が目的になってはならない、という話がよく出てきます。まったく、これも不易流行の思想と合致するものです。

 不変の軸がなければ、漂流。頑なに流行を取り入れなければ、退廃。不易流行の思想が、あらゆる場面で必要になります。

不易流行から見たソーシャルメディア

 もう一つ、不易流行の視点から、ソーシャルメディアを表した図が下記です。
不易流行

 Facebookやtwitterなどなど、流行りのものが出現すると、やたら「Facebookで儲かる」と声高に叫ぶ人が出てきて、それを信じた人が色々やってみるも、結局は成果を出せない。その内に、「次にgoogle+が儲かる!」と言われると、そちらに行ってまた失敗。
 そんな、「ソーシャルメディア難民」が急増している実感があります。

 大切なのは、あくまで、ソーシャルメディアも、情報媒体の一つに過ぎず、それのみで成果が上がる事はありません。
「クチコミを広げるのはFacebookではなく、人」
 どんな媒体も、結局は人に情報を届けるもの。そして、ソーシャルメディアは、人に届けたものが、反応として帰ってくる、人との交流(双方向性)が、今までに無い優れたツールであるから、流行の極みになっているのです。

 人の観点を忘れ、ソーシャルメディアだけの技術に誇示している間は、不易流行の真理から外れるので、絶対に成果は出ない。

 そもそも、人の本質とは何でしょうか?

 人には感情があって、感情の積み重ねが経験になる。そして、いい経験を共有した人に、より信頼性を感じて、積極的により深い関係性を築いていく
 家庭・職場・学校などの現実社会だけでなく、twitter・Facebookなどのネットなど、2人以上の人間が存在すれば、あらゆる場面で適用される、人の本質の一つです。

 この本質に則り、どんどん人と深い関係性を紡ぐのに、今はtwitterやFacebookなどが使えるというだけの話。
別に今も折り込みチラシで、どんどんお客様が来ているなら、ツールを変える必要も無い訳です。

 お客様との出会いがあるなら、ツールは何を使っても構いません。あとは、出会ったお客様と、どの様に交流・信頼関係を深めるのか。「人と人」という、何千年前からも変わらない本質に、真摯に向き合うだけです。

不易流行のバランスを見失わない

 但し、本質が大事!という話をすると、小手先のITなんて幻想だ!という人が居ます。そういう人は、「良い物を作れば、売れる」という考え方で、現状で売れていない人が多いのですが、それも間違いです。

 例えば、自動車は、エンジンやタイヤなどの動力系が、もっとも重要な部分です。しかし、小さな鍵穴部品が不良品だっただけで、「走れない自動車」になってしまいます。

 道具(戦術)よりも本質は大事です。しかし、適切な道具を使わなければ、ピクリとも、物事は動きません

 ITだけでなく、ビジネスモデルや世界情勢など、ありとあらゆる環境がネコの目の様に変化。自分の本質から逆算して、今、取り入れるべき流行とは何かを、常に捉えなければ、取り残されるのが、今の時代です。

 不変である不易と、変化する流行。これが交わって不易流行。この相反するもの調和が大事であるのは、太極図などでも示されている、何千年も前から伝わる、人間の真理です。
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 まずは、自分の願望・熱意・向上心を注ぎ続けられる目的とは何か。そして、本質を成す為の、取り入れるべき変化とは何か。

 時代で変わる「流行」の答えを出す為、本質を腹に据えて、常に考え実践しましょう。
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オマケ

Facebookの創業者、マーク・ザッカーバーグの言葉
Facebookは完成しない、ファッションと同じだ
 変わらぬ理念と、弛まぬ変化。
 今も進化しながら、地球規模で伸び続けているFacebookにも、
不易流行の思想が根付いている事が分かります。

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