30問で分かる、中小企業のソーシャルメディア導入の適性チェックシート

　中小零細企業のFacebook・twitterなどの、ソーシャルメディアのビジネス活用。

　多くの成功事例と、数多くの失敗事例を見て気付いたのは、そもそも、ソーシャルメディア導入の成否は、そもそも企業適性に大きく左右される、と言う事です。

　特に中小零細企業の場合は、「社長」と「企業風土」で、ソーシャルメディア導入前に、全て結果が決まっていると言って過言ではありません。

　尚、成功が約束されている、大きな４要素は下記の通り。

• 経営者に一貫性がある
• 人と人の絆を大切にして、感謝する
• リアルタイムで素早い意志判断
• 社内・社外の共有・共感

　これらを客観的に判断し、自社のソーシャルメディア適性を判断できる、レーダー式のチェックシートを作成しました。

　今回のシートは、中小企業の経営者、若しくは、ソーシャルメディア運営の責任者を回答者として想定しております。

　別途PDF化しておりますが、チェック項目は、下記の通り、６種30問となっておりますので、これからtwitterやFacebookを本格的に導入しようとお考えの方は、是非、事前チェックをお勧めします。
  

これからソーシャルメディア導入を検討中の中小企業に贈る

中小企業のソーシャルメディア活用の適性チェックシート

経営者

1. 経営者は、会社が目指している理念・方針を即答できる
2. 社員と積極的に意思疎通し、会社の理念・方針を共有している
3. ブログ等の媒体を通じ社内外へ、自分の思いや企業姿勢を積極的にPRしている
4. 常にポジティブで意思決定が早い
5. ソーシャルメディアに可能性を感じ、会社として取り組む意欲がある

企業の仕組み

1. 社内で情報共有を行う仕組みがあり、現時点でもそれが有効に作動している
2. プロジェクトや企画の実施の際は、決済権限を実施者にかなり与えている
3. 現時点で、企画提案などに対して、審査・承認手続きがスムーズである
4. 縦割りで終わらず、必要に応じて、部署を越えた柔軟な横連携が許可され、実施されている
5. 現場優先主義で、基本、幹部は口は出さないものの、プロジェクトの途中経過は、常に社内で共有されている

対顧客姿勢

1. 会社全体として、建前ではなく、本当にお客様を大切だと思っている
2. きちんと心の篭った挨拶や、手書きのお礼状など、お客様への感謝を行動で表している
3. クレームの早期解決は、最も優先度が高い課題として設定し、発生したクレームの再発防止を徹底している
4. 媒体を使ったお客様へのアピールは絶えず、積極的に行っている
5. エンドユーザーの声をリアルに聞く機会を設けて、それを商品・サービスに活かしている

販促費・コスト意識

1. 現時点で、販促費のコストと、使用媒体の対費用効果をきちんと把握している
2. ソーシャルメディアだから予算ゼロではなく、きちんと予算を割り振る意思がある
3. 予算の使用権限はプロジェクトチームに、きちんと与える
4. 予算使用時の申請手続きも簡易で、迅速に行動が出来る
5. ソーシャルメディアでも、きちんと売上・集客という実体数値から効果測定し、継続・撤退を判断する予定である

営業・ＩＴ戦略

1. 現時点で、顧客像が明確。且つ、売上に至るまでの営業戦略を立て、実行している
2. 現時点で、ホームページからの注文・売上がある
3. メルマガや会員制ホームページなど、顧客に直接アプローチする手段が整っている
4. IT戦略は、展示会やイベントなど、アナログな営業手法と連携している
5. ホームページ、ブログ、チラシ、パンフレットなど、販促媒体では、社員が写真や動画などへ積極的に登場している

商品・サービス特性

1. 持っている商品・サービスは、高いシェアを持ち人気がある
2. 基本、クレームが殆ど発生しない商品・サービスである
3. 不特定多数ではなく、一定数の顧客が確保できれば商売が成り立つ
4. リピート購入。修理・保全需要。上位商品に買い換え需要。いずれかが見込める
5. 現時点で、クチコミによる新規顧客の獲得が多い

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　自己診断の為のシートですから、見栄や建前では無く、正直に回答してみて、適性を検証してみてください。

→PDFシートのダウンロードはこちら　（A4　2枚）

　総合点が次第点（18点）以上であれば、ぜひ、Facebookやtwitterの活用も、本気で検討される事をお勧めします。

　また、10点を下回るようであれば、ソーシャルメディア以前に、企業として課題が多いように感じます。一度、経営レベルの見直しが必要です。

　是非、 あなたの会社の営業戦略のご参考になれば幸いです。