2006年05月24日
企業の正社員採用の変化を解説してみる
[求人倍率は完全回復も…]
最近よくニュースなどで求人倍率がバブル期並みの高水準に達している、と言われています。確かに、ヒューマネットが人材業務を行う中でも、人材需要の著しい伸びは疑う所が有りません。
一方で、正社員採用は増えているはずなのに、就職活動においても、何社も希望企業の内定を貰える「勝ち組」と、一向に内定が出てない or ハードルの低い会社の内定しか取れない「負け組」の格差社会ができつつあるとも聞いています。
振り返れば、超売り手市場と言われ内定取り放題、面接交通費は新幹線でも出し放題。中には内定を出した学生を逃がすまいと、企業は学生を長期の海外旅行に拉致して、他社へ流れる事を阻止する迄に至った、空前のバブル期。
今は求人倍率がバブル時並みなのに、就職事情は大きく変わったように感じます。それはきっと正社員の採用事情の変化があるからです。
[不況時に何が起こったか]
バブル景気崩壊から、日本は長期の不況に陥りました。その不況の中で、今の景気回復まで生き残った企業が行った事は大きく2つ。一つは膨大な額の不良債権処理。二つめにリストラによる、人件費の大幅削減です。
特にリストラ断行は、労働組合との争議、深刻なレベルの社員のモチベーション低下、リストラ後残った社員の過密業務等、とても大きな傷を企業に残しつつも、企業の業績は長い時間を掛けて、回復しつつあります。
当然、業績が回復する中で、企業は人手不足になります。しかし、バブル期に味わったリストラ断行の傷は根深く、過去のように不足分を全て正社員雇用する事により、万が一不景気に陥った場合に同じ愚を犯したくはありません。
奇しくも、リストラ断行によって終身雇用制が半ば崩壊。フリーター・契約社員・派遣社員などの非正規社員の増加という社会構造の変化を生んだ事と相俟って、中核で重要なセクションについては正社員を雇い、それ以外のセクションは非正規社員で補充していく、という正社員採用トレンドが自然と形成されました。
今は2007年問題による退職者のポジションの人員補充や、新規産業の発達による意欲的な社員採用などで、正社員の採用数は広がっています。が、全般として見ると、まだ数年は前記のトレンドが根本的に変わる事は無いように感じます。
[企業が求める正社員像も結局は…]
景気回復に伴なう求人難もあって、企業が資格・経験などの即戦力性よりも、別の観点から良い人材を採用して、企業のカラーに沿って育て、正社員が必要なポジションに収めるという傾向が顕著になってきました。
そうなると、企業の言う良い人材とは何だろう、という話になりますが、私が考えるに2つです。
まず、一つ目に適性。これは各業種毎に色々な適性判断の方法があります。これは本人の持って生まれた物の部分もあるので、何ともなりません。
二つ目は、ほんと単純に人間性(前に書いた所で言う「社会人基礎力」)。
「仕事に対して意欲的に取り組める。且つ、それが他人から見てアリアリと分かる」
「常に考えながら仕事に取り組み、仕事向上の為の改善や提案を積極的に行える」
「人とのコミュニケーションを欠かさず円滑に行い、組織の潤滑油と成り得る」
などなど、当たり前のようで、今の若い人達には、当たり前では無かったりする能力です。
人間の性格は急には変わりませんが、少しづつなら変えられます。自分を振り返って、人間性の部分で不足を感じられるのであれば、自分を変えようという強い意志の元、少しづつ自己改革をしてみては如何でしょうか。
素晴らしい仕事をすると感服できる人は、やはり仕事以外の人間力も素晴らしい事が殆ど。
良い仕事が、良い人生を呼び寄せるよう、お互いに切磋琢磨していきましょう。
===============
企業と人の幸せな出会いを目指す
株式会社 ヒューマネット
岐阜県各務原市鵜沼朝日町3-167-7
0120-15-8692/行こうハロー求人
[一般人材派遣/般21−010037]
[有料職業紹介/21-ユ-010038]
最近よくニュースなどで求人倍率がバブル期並みの高水準に達している、と言われています。確かに、ヒューマネットが人材業務を行う中でも、人材需要の著しい伸びは疑う所が有りません。
一方で、正社員採用は増えているはずなのに、就職活動においても、何社も希望企業の内定を貰える「勝ち組」と、一向に内定が出てない or ハードルの低い会社の内定しか取れない「負け組」の格差社会ができつつあるとも聞いています。
振り返れば、超売り手市場と言われ内定取り放題、面接交通費は新幹線でも出し放題。中には内定を出した学生を逃がすまいと、企業は学生を長期の海外旅行に拉致して、他社へ流れる事を阻止する迄に至った、空前のバブル期。
今は求人倍率がバブル時並みなのに、就職事情は大きく変わったように感じます。それはきっと正社員の採用事情の変化があるからです。
[不況時に何が起こったか]
バブル景気崩壊から、日本は長期の不況に陥りました。その不況の中で、今の景気回復まで生き残った企業が行った事は大きく2つ。一つは膨大な額の不良債権処理。二つめにリストラによる、人件費の大幅削減です。
特にリストラ断行は、労働組合との争議、深刻なレベルの社員のモチベーション低下、リストラ後残った社員の過密業務等、とても大きな傷を企業に残しつつも、企業の業績は長い時間を掛けて、回復しつつあります。
当然、業績が回復する中で、企業は人手不足になります。しかし、バブル期に味わったリストラ断行の傷は根深く、過去のように不足分を全て正社員雇用する事により、万が一不景気に陥った場合に同じ愚を犯したくはありません。
奇しくも、リストラ断行によって終身雇用制が半ば崩壊。フリーター・契約社員・派遣社員などの非正規社員の増加という社会構造の変化を生んだ事と相俟って、中核で重要なセクションについては正社員を雇い、それ以外のセクションは非正規社員で補充していく、という正社員採用トレンドが自然と形成されました。
今は2007年問題による退職者のポジションの人員補充や、新規産業の発達による意欲的な社員採用などで、正社員の採用数は広がっています。が、全般として見ると、まだ数年は前記のトレンドが根本的に変わる事は無いように感じます。
[企業が求める正社員像も結局は…]
景気回復に伴なう求人難もあって、企業が資格・経験などの即戦力性よりも、別の観点から良い人材を採用して、企業のカラーに沿って育て、正社員が必要なポジションに収めるという傾向が顕著になってきました。
そうなると、企業の言う良い人材とは何だろう、という話になりますが、私が考えるに2つです。
まず、一つ目に適性。これは各業種毎に色々な適性判断の方法があります。これは本人の持って生まれた物の部分もあるので、何ともなりません。
二つ目は、ほんと単純に人間性(前に書いた所で言う「社会人基礎力」)。
「仕事に対して意欲的に取り組める。且つ、それが他人から見てアリアリと分かる」
「常に考えながら仕事に取り組み、仕事向上の為の改善や提案を積極的に行える」
「人とのコミュニケーションを欠かさず円滑に行い、組織の潤滑油と成り得る」
などなど、当たり前のようで、今の若い人達には、当たり前では無かったりする能力です。
人間の性格は急には変わりませんが、少しづつなら変えられます。自分を振り返って、人間性の部分で不足を感じられるのであれば、自分を変えようという強い意志の元、少しづつ自己改革をしてみては如何でしょうか。
素晴らしい仕事をすると感服できる人は、やはり仕事以外の人間力も素晴らしい事が殆ど。
良い仕事が、良い人生を呼び寄せるよう、お互いに切磋琢磨していきましょう。
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