2008年09月30日
フルキャストの派遣免許取り消し・廃業の可能性
グッドウィルに引き続いて、フルキャストよお前もか、という感じのニュースが飛び込んできました。
フルキャスト再び事業停止へ 停止命令中に派遣繰り返す
厚生労働省は、日雇い派遣大手フルキャスト(東京都渋谷区)に対し、来月初めにも2度目の事業停止命令を出す方針を固めた。昨夏に事業停止命令を受けながら、停止期間中に新規の派遣を繰り返したためで、全国155の全事業所を対象に1カ月の処分とする見通しだ。
日雇い派遣をめぐっては、最大手のグッドウィルが廃業し、厚労省は原則禁止の方針を決定。すでに関係業界では日雇い派遣離れが進んでいるが、今回の停止命令もその動きを加速させそうだ。
(後略)
この後の展開について、どの新聞も触れていませんが、現状の所は、フルキャストの派遣免許取り消しまでは至りません。
※ちなみに労働者派遣の認可取り消しの要件は、厚生労働省が発表している、実際に取り消しになったオールテイクの事例を見ると分り易いです。
しかし、もし本件で警察が家宅捜索に入り、フルキャストの関係者が逮捕・書類送検の末、罰金などの略式命令が出れば、労働者派遣法に基づき、グッドウィルと同じく、フルキャストは派遣免許取り消し→廃業という可能性も出てきます。
つまり、今後のフルキャストの企業としての生死は、政府の意向次第と言えます。
ちなみに今年は、11000人の従業員が居たグッドウィル以外にも、東北のオールテイクという派遣会社が、罰金の略式命令により廃業をしていますが、そこは2400人の大きな従業員数の会社でした。
つまり政府としては、派遣スタッフ数が多い人材会社でも、国策にそぐわない人材企業は「潰す」という、強い姿勢を見せているという事です。
今は選挙前という事も有り、雇用問題に取り組む姿勢のアピール材料として、フルキャストがグッドウィルと同じ道を歩む可能性も有り得ると、私個人は推測しています。
いずれにしても、人材会社にとって、コンプライアンスは人材業界のサバイバル状態で勝ち残るか否かの大きな分かれ目です。
フルキャスト再び事業停止へ 停止命令中に派遣繰り返す
厚生労働省は、日雇い派遣大手フルキャスト(東京都渋谷区)に対し、来月初めにも2度目の事業停止命令を出す方針を固めた。昨夏に事業停止命令を受けながら、停止期間中に新規の派遣を繰り返したためで、全国155の全事業所を対象に1カ月の処分とする見通しだ。
日雇い派遣をめぐっては、最大手のグッドウィルが廃業し、厚労省は原則禁止の方針を決定。すでに関係業界では日雇い派遣離れが進んでいるが、今回の停止命令もその動きを加速させそうだ。
(後略)
この後の展開について、どの新聞も触れていませんが、現状の所は、フルキャストの派遣免許取り消しまでは至りません。
※ちなみに労働者派遣の認可取り消しの要件は、厚生労働省が発表している、実際に取り消しになったオールテイクの事例を見ると分り易いです。
しかし、もし本件で警察が家宅捜索に入り、フルキャストの関係者が逮捕・書類送検の末、罰金などの略式命令が出れば、労働者派遣法に基づき、グッドウィルと同じく、フルキャストは派遣免許取り消し→廃業という可能性も出てきます。
つまり、今後のフルキャストの企業としての生死は、政府の意向次第と言えます。
ちなみに今年は、11000人の従業員が居たグッドウィル以外にも、東北のオールテイクという派遣会社が、罰金の略式命令により廃業をしていますが、そこは2400人の大きな従業員数の会社でした。
つまり政府としては、派遣スタッフ数が多い人材会社でも、国策にそぐわない人材企業は「潰す」という、強い姿勢を見せているという事です。
今は選挙前という事も有り、雇用問題に取り組む姿勢のアピール材料として、フルキャストがグッドウィルと同じ道を歩む可能性も有り得ると、私個人は推測しています。
いずれにしても、人材会社にとって、コンプライアンスは人材業界のサバイバル状態で勝ち残るか否かの大きな分かれ目です。
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1. フルキャスト日雇い派遣撤退とビジネスモデルの寿命/前編 [ ヒューマネットの専務が書く!喰らうっ! ] 2008年10月04日 14:02
ここ最近、人材ビジネス関連の記事が多いのは、人材業界で書くネタに事欠かないから。 前回のエントリー記事のフルキャストの派遣免許取り消し・廃業の可能性に続いて、また、こんなニュース。フルキャスト:日雇い派遣撤退 イメージ悪化、顧客離れ 厚生労働省から....