2012年01月07日
名古屋市の学生・20代のFacebook登録はキャズム越え
私は地元のFacebook登録率の変化を定期的に追っています。今回も名古屋のFacebook登録率を調べましたが、名古屋の特定世代は、キャズム超えをしていました。
そもそも、キャズム越えとは、イノベーター理論から発生し、マーケティングの世界でよく使われます。その境を超えると、製品やサービスが一気に普及に向かう、大きなハードルとなる数値で、具体的には16%がキャズム越えの数字と言われます。キャズムに関しては、このあたりの資料をご参考に。
学生層・20代には圧倒的な普及スピード
それでは、お待たせしました。実際の名古屋市のFacebook登録の統計データをみてください。
DATA:名古屋市のFB登録者数 男性 86500人、女性 70700人、総計 157200人
集計日:2012/01/08
このグラフから読み取れる事は、下記の通り。
- 短大・専門・大学の学生層。及び、20代の社会人は、男女ともに、Facebookユーザーの増加スピードが、他の年代に比べ、ずば抜けて早い。
- 学生・20代の女性のFacebook登録率は、男性以上に凄い。学生層に至っては、4人に1人がFB登録をしている計算。
- 女性は若い層が活発だが、31歳以上になった途端にFacebook登録が鈍化する
- 男性は学生層も活発だが、20〜30代の社会人がFB登録を牽引している。
- 男性の働き盛り層(31〜45歳)のキャズム越え(16%)の日が近い。その日は、2012年前半?
尚、このFacebook統計ですが、人生のライフステージ毎に年齢を区切って出しており、その集計方法は、こちらです。
→市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方法
→市町村単位でFacebookの登録データの性別・世代毎の統計を出す方法
キャズム超えをした世代内の普及は急速
もう一つ、面白いデータがあります。今回の調査の数値から、前回(2011/10/25)の数値を差し引いた、伸び率の差を、世代ごとに出したグラフです。
たった2.5ヶ月の経過で、瞬く間に、学生〜20代の層が急激に伸びている事が分かります。
実際、10/25の時点で、学生−女性の層はキャズム越えの17%に到達。その他の層も、16%の壁に近い数値を持っていたので、実際に。16%を超えると、一気に普及が進むというイノベーター理論の正しさの証明とも言えるでしょう。
いずれにしても、名古屋を商圏として、20代の若者を対象とするビジネスをしている企業にとって、既にFacebookは必須の媒体と言えるのかもしれません。
また、名古屋の働き盛りの男性層へアプローチしたいビジネスであれば、キャズム超えを目の前に控えた、今の時期に、ソーシャルメディア活用の検討を始めるべきでしょう。
逆に、名古屋のFacebookシーンの課題は、46歳以上の中高年者の伸びの鈍さ。この解決には、中高年者へのスマートフォンの普及が鍵で、実際に中高年者の伸びが顕著になるのは、2012年の後半以降になるかと考えています。
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